ヘルメットとスキャナーの修理2014年12月01日

 数年前、YAMAHAのスクーターと同時に購入したヘルメットのシールドの付け根の部分が壊れた。軸となる部分の突起部が割れてしまったのです。こうなるとシールドがブラブラしてしまい、役にたたなくなってしまったのです。
 しばらくこのヘルメットは使わずにいたのですが、強力な接着と造形機能をもった商品があるのを知り、補修に挑戦しました。
 割れてしまった部分は行方不明ですので、同じ形をした左側の突起部の型を取り、右側の同じ位置に接着するのです。

補修完了のヘルメット


 今回使うのは「プラリペア」。プラモデル愛好家では定番商品らしいです。型を取る道具は同じメーカーのものがあるのですが、コスト削減をめざして、ダイソーの「おゆまる」を使います。
 コスト削減の観点から、「プラリペア」の代わりに、「アクリルパウダー」「アクリルリキッド」というのが100円ショップにあるそうなのですが、手に入りませんでした。


補修材「プラリペアー」


型取り用の「おゆまる」

 「おゆまる」は、その名のとおり、お湯で暖め柔らかくなっている状態で型どりすると、すぐもとの堅さにもどります。これを外して、壊れてなくなった場所に正確に置いて、「プラリペア」を埋めこんでいきます。埋めこんだ「プラリペア」が数分で固まるので、「おゆまる」の型を外せば完成です。
 できた「おゆまる」の型は元の型より少し大きくなるようで、固まった「プラリペア」をヤスリで全体的に削りました。
何度か失敗のあと、修復は成功しました。

 このシールドを買うと3000円くらいですので元は充分にとれました。
 


ヘルメットの修理箇所

 こうなると、欲がでてきて、なんか修復するものはないかなーと思い始めました。
ちょうどそのおり、長年愛用してきたEPSONのスキャナーGT9400UFが、使用中にガリガリと音をたてて機能を停止しました。

 大事な家族写真の大整理の途中です。困ったことになったとあせりましたが、とりあえず中を開けてみることにしました。
 ベルト回転の一方の軸を固定するプラスチックの爪が完全に折れていました。
やったー!「プラリペア」の出番が意外に早くまわってきました。
 今回は、型を取る必要はなく、折れた部分を元の位置に納めて、「プラリペア」で固めるだけです。折れた部分の周囲も固めました。「おゆまる」の登場はありません。

 修復後、プリント写真を数百枚分スキャンしましたが、問題なくスキャナーは動いてくれてます。
 

スキャナーの修理箇所

コメント

_ みっぴー ― 2014年12月02日 21:43

えー、すごい商品があるんだねー‼︎
面白そう‼︎プラリペアはどこで入手可能?
お値段は?

_ umemasa ― 2014年12月03日 12:20

ネットの通販で買いました。値段は1300円くらいだったかな。
書いたように100円ショップで「アクリルパウダー」「アクリルリキッド」が買えれば200円ですむけど、売っている店が限定されていて、うちの近くでは手に入らなかったんです。針付きの注射器みたいのは別途買わなきゃならないけど。
パウダーにリキッドを注射器の針のようなものを差し込み少し押し出すとパウダーが小さな固まりになるので、針の先に固まりをつけたまま型に流し込む感じでOK。接着の場合も同じ要領です。
こんどもって行くから、直すものを見つけておいてください。

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