南房総の生活情報2014年 -ブログ版2014年09月07日

 南房総と呼ばれる地域は、館山経済圏と鴨川経済圏に大別されます。
ここでは、オレの住む館山経済圏での食料品調達などの生活情報レポートです。

 館山市の人口は2014年現在約5万人、千倉町を含む南房総市が約4万5千人。鋸南町が約1万人。大型店舗はほとんど館山市のバイパス沿いに集中している。ちなみに鴨川市の人口は約3万7千人。南房総市の和田、丸山などの一部は鴨川のほうが近くなる。
 オレのとこから館山へは峠を越さねばならないが、今は、この峠も車ならあっという間に過ぎてゆく。我が家でも食料品など、ほとんどの買い物は館山に行く。
 家から、ほとんど利用することのない「JR千倉駅」までは車で10分弱、「JR館山駅」までは同じく10数分。
JR千倉駅

 家人の話によると、野菜などの直売所が近くに2~3軒あり、スーパーより安く新鮮とのこと。



 日常の生活でよく使うお店は、ホームセンターが、「カインズホーム(館山)」「コメリ(千倉、館山)」、スーパーマーケットは「尾張屋(館山)」「おどや(千倉、館山)」「イオン(館山)」。その他「TUTAYA」「BOOKOFF」。家電量販店の「ヤマダ電気」「ケーズデンキ」。「ヤックス」「カワチ」「ウェルシア」などのドラッグストア。車関係では、「イエローハット」「オートバックス」がある。衣料品では「ユニクロ」「しまむら」などもありますが、昔からの町の衣料品店が千倉にも館山にもあり、根強い人気を保っています。
 その他、ファーストフード、ファミレスなども他の地方都市と同様にそろっています。



 日常の生活において不便を感じませんが、これらの店舗に車でだいたい15分以内で行けるところに住むのが便利ではあります。距離にして10~15kmといったとこでしょうか。
 自転車の利用は少なく、町なかに住む人も車の利用が多いようです。使う車は軽自動車の多さが目立ちます。

 地縁、血縁のない我々移住者の場合、車の運転ができなくなった場合の食料品などの調達に不安が残ります。友人の一人は、この不安解消のために町なかの居住地を選びました。
 また、移住の大先輩であるご夫婦は、20年以上住んだ町はずれの山里を去り、東京に戻りました。年を重ねて車の運転に支障がでてきたことも大きな理由でした。

 役所は、南房総市役所が富浦町にあるが、近くの千倉支所で用は足ります。千倉図書館は、散在する地域の古文書を集め、古地図も収集し、もっと充実させて欲しい。館山市にも図書館はあるが貧弱。
 
 医療関係では、病院は、千倉、館山にあるので不安はありません。また、年を重ねると最初に弱ってくるのが歯だけど、苦労の末によい歯医者を見つけました。館山市にある「やまわき歯科医院」、BOOKOFFの隣です。

 ★「たけのこ」、「びわ」、「そらまめ」などは、当地域では、買うものでなく、帰ると玄関の横に置いてあるもの、だそうです。
 【参考】 「びわ」は皮をむき種をとってレモンシロップ漬けにて冷凍、「ソラマメ」は皮のまま七輪で皮が焦げるまで焼き(蒸し焼き状態)食すのが一番おいしいと思う。「タケノコ」は種類により味の違いがありますが、冬に土中のまだ小さいのを掘り出し、焼いて食べるのが最高です。ミルキーな味です。 
たけのこ(しのべ)

★きのこ類は、当地の山にもでるらしいです。マツタケもあるところにはあるらしいです。当然、どこにあるかは教えてくれません。天然ウナギも、いるとこにはいるらしいです。しつこく聞いても「おしえて、あーげない」と言われるだけです。
 ワラビゼンマイタラノメなどの山菜も豊富にあるようですが、現在では採りに山に入る人は少ないようです。
 家人の実家(青森県)などでは、山菜採りは、一大エンターテイメントイベントです。当地の主婦に「なんで、このへんの人は山菜採りに行かないの?」と聞くと、「ほかにすることがいっぱいあるから」「ヘビがいるから」「おいしくないから」とかその理由を教えてくれるのですが、実際は、採ったあとの処理作業がめんどうくさい、からだとオレは思ってます。

 ★館山の海から離れた地域に住む主婦ですが、スーパーなどの魚の値段を知らない、と言ってます。どうも、海から離れて住んでいても、友達、親戚などからただで魚をもらうルートができているようです。

 ★都会から移住してきて、ぜひ米を作りたいと思って田んぼを手に入れても、水が必要。しかし、この水を確保することがむずかしい。
 売り物件として流通している「農家」では、田畑も売買対象となってるものもある。米を作ろうと思ってる方は、「水」の確保を事前に確認する必要があります。
 所有地内からの湧水で田んぼ用の水が確保できる場合でも、その排水経路についての問題もある。もちろん農地の売買には「農地法」がからむので、充分な調べが必要。
 また、農地を売買というかたちでなく、農家の田んぼの一部を使わせてもらう、というかたちもある。移住者が米を作る場合は、この方法がもっとも現実的だと思う。
 

 我が家は、庭まき用の水には井戸水、家の中は公共水道。聞くところによると、公共水道は利根川からの引水もつかっているとのこと。美味い水とは思えない。だけど、水道代は以前住んでいた小平市より安いようだ。井戸水を飲料水としても使いたいとこだけど、家の井戸は浅いので、飲用にすることは躊躇している。

 近くの知り合いは30メートルで飲用に耐える水が出て、すべてこの井戸水でまかなっている。この水はまろやかで、ときどきもらいに行き、お茶、コーヒーに使う。
 聞いた話では、井戸を掘ったら、鉱泉がでたところも近くにあるらしい。家の前を流れる川の底から、鉱泉が湧き出ていたこともあったという。残念ながら今は底が埋まってしまい、でていない。
 料理に使用する燃料はプロパンガス、給湯には灯油ボイラーを使用。

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